日記


2004/2/27

気付いたら何日か書いていなかったみたいだ。

どうやら三角形分割もできたっぽい気がするので、これもまとめなくては。
前のものが書き終わる前に新しく書かないといけないものができるというのは
いいのか悪いのかよく分らないけれども、研究のやる気があるというのはよいことだと思うので、
どんどんとやっていきたい。
思えば、学期期間中は授業準備などに追われてあまり研究ができなかったので、
その反動が来ているのかもしれない。

ということで、いよいよ劣モジュラ関数最小化をやるかどうか、というところで、
ちょっと考えます。
トポロジーもやらないとなぁ、と。うーん。
グラフの問題ももらってるし。あぁ論文読まないと。


2004/2/24

論文書き。
やはりたまっている論文を書くのはなかなか大変。
しかも重大な間違いもみつかるし。
でも直せそうなのでよいでしょう。言明自体もあっているし。
しかも書いている間に新しいことも分かったような気がする。
これもまたしっかりとつめないと間違えるので、しっかりと詰めたい。


2004/2/23

衝撃を受けてしまった。
crosspolytopeはextendably shellableではない、ということらしい。
詳細はこちらを見ていただくことにして、
あまりverifyする気も起きないけれど、
この問題は2年ぐらいまえから解きたい解きたいと思っていて、
何度も間違った証明を繰り返していたのだけれども (つまりextendably shellableだと思っていた)、
他の人に解かれてしまうと割とくやしいものである。
もっとも、どれくらい自分で解きたいと思っていたのかという気持ちが弱かったのが
よくなかったのかもしれないけれども、
しかし、これはマトロイド複体のextendable shellabilityに対する反例にもなっている、ということに
専門家の人は注意していただきたい。
なので、残っている未解決問題としてはSimonの問題があって、
それは、幾何のことばでいえば単体の骨格のextendable shellability、
マトロイドのことばでいえば一様マトロイドのextendable shellabilityである。
こちらこそは自分で解きたい (と今は思う) 。


2004/2/19

SoCGの受理論文一覧とかを見ると、どうしてこういう会議に7つとか論文を通せる人が世の中にいるのか、と
不思議に思ってしまう。
自分が著者というわけではないけれども自分の名前が出てくる論文というのがあるみたいなので、
それもちょっと楽しみ。

ある方からのメール。

お久しぶりです.…とは言え,最近,S君とNさんに『岡本君の日記』を
紹介されて読んでいたので,私の方はあまり久しぶりって気がしないです〜.
こういうことはなんかよく言われます。
(注) もとのメールではイニシャルになっていませんでしたが、ここではイニシャルにします。

簡単なことを見過ごすことはよくあることで、やっぱりそうだった。
ということで、論文として出せるところまでは結果が積み上げられた感じがする。
〆切が今月中なので早く仕上げないといけないけど、明日コンピュータが止まる。


2004/2/17

三角形分割はなかなか難しい。
しかし、よい論文を発見したのでこれを足掛かりにしてなんかやってみたい。


2004/2/16

次の論文を書いてるけども、自分でもよく分かっていないところがあって、
モヤモヤしたまま書いていて、だんだん何をやっていたのかわかってくるところがある。
基本的な道筋としては、submodularとtotally balancedの間をゲーム理論として意味のある階層で並べているといった感じがする。
なかなか面白くてきれいな結果だと思う。
ただ、きれいすぎてアルゴリズムとしてはアイディアが簡単過ぎてしまう。
でも、まぁよいだろう。アルゴリズムはおまけということにしておけばよいから。

今日、Saiのディフェンスを聞きにいった。
(本当はディフェンスがあると知らずにふらっといったらあることを知ったのだけども。)
しっかりとした発表と膨大な結果で圧倒されてしまった。
質疑応答でちょっと危ない場面もあったのだけども、とにかくディフェンスを通った。素晴しい。


2004/2/12

セミナーで発表。
なかなか評判がよかった。
評判がよかったのは元にした論文 (自分が書いたものではない) がよかったからだと思う。

論文も1つようやく投稿できた。
休みに入ったので、たまっているものをどんどんと書いてどんどんと投稿しよう。
それと平行して考えたい問題も考えていきたい。
次の目標はESAとISAACとSODAでしょうか。
なんかそういうことを書いてると、自分がだんだんアルゴリズムの人になってる気がする。
もちろん、これはこれでよいのだけれど。


2004/2/9

なかなかTSPの論文が仕上がらないけれども、明日には仕上げたい。
その他、セミナーの準備なども。

分散コンピューティングのグループからのDiplomaの研究で SPAMATO というSPAMフィルタを作ったみたいでベータ版が出てます。
仕上げるためにいろんな人の協力が必要なようなので、興味がある方は御試しいただけると有難いです。
ただ、Microsoft Outlook専用なようなので、注意してください。
あと全部英語なので、そこも覚悟してもらって。
ちなみにDiplomaっていうのは日本でいえば修士にあたる学位です。
立派な研究だなぁと関心してしまいます。

バルバドスではやっぱり凸幾何をしゃべろう。
いまから新しいことを準備するというのはなかなか大変なので、という消極的な理由もあり、
また凸幾何を普及させるため、という積極的な理由もある。


2004/2/4

今週で授業が終わりで、自分が教える分も今日で終わった。
自分も勉強になり、とてもよい授業だったとおもう。
Tiborと参加してくれた学生さんに大感謝である。
ただ、まだ演習の採点はあるし、試験もあるので、そういう意味で全てが終わったわけではない。

動的計画法はなかなか素晴らしいと、いまさら気付いてきた。
アルゴリズムのテクニックとして。
これでいろいろな問題が解けてしまうというのは、なかなかすごい事だと思う。
しかも考え方がシンプルでよい。「シンプルなものはよい」というセンスは失いたくない。

バルバドスでいったい何をしゃべればよいのか割と考えてしまう。
他の人と研究がしたいのならば凸幾何なんかをしゃべっていてはいけない気がする。
もっととっつきやすいものか、有向マトロイドのことでないと、 なかなか他の人がのってきてくれないと思うので、
そこら辺も考えて歩み寄っていいアイディアを出してみたい。


2004/2/3

投稿完了がなかなかできなかったけどもやっとできた。
電子投稿でメールを送ったのだけども、送り先のアドレスが間違っていて、 しかも間違っていたのにエラーがでない、ということで気付かなかった。
でも、投稿できてよかった。
最近、催促しだすのが遅い気がしてきたので、
(だいたい投稿後半年ぐらいしないと催促しないので、)
今回はもう少し早く催促するようにしたい。

teaching evaluationが来たので見てみた。
自分はなんかすごいらしい。
これ以上よくできない気もするので、後は落ちていくだけということだと。
まぁそれではいけないので、なんとかキープしていきたいところだと思う。
もっとも、こういうものに気を取られすぎるのもいけないのだけれど。


1月の日記
過去の日記のリスト


[トップ]
okamotoy@uec.ac.jp
Last modified:Fri Feb 27 23:22:09 2004