第2回研究会
2015年度第2回研究会を以下の通り開催いたしました.
- 日時:2015年 4月 25日 (土) 13:30〜18:00 (開始時刻が前回に比べて30分早まっています)
- 会場:東京理科大学 神楽坂キャンパス 3号館 5階 第1演習室
- 講演者1:成島 康史 氏 (横浜国立大学大学院国際社会科学研究院)
- 題目:非線形共役勾配法の最近の進展について
- 概要:無制約最適化問題に対する反復法の一つである非線形共役勾配法は、1952年にHestenes and Stiefelによって提案された連立方程式を解くための(線形)共役勾配法に端を発する数値解法で、古くから研究が行われてきた。特に、近年は行列を保存する必要がないという理由から大規模な無制約最適化問題に対する数値解法として再度、注目を集めている。本発表では近年の非線形共役勾配法の進展の一部を紹介するとともに今後の発展について議論する。
- 講演者2:和田山 正 氏 (名古屋工業大学大学院工学研究科)
- 題目:符号理論における最適化技術の応用
- 概要:近年、線形計画法などの最適化の考え方に基づく誤り訂正符号の復号法が登場し、符号理論研究者の注目を集めている。本講演では、符号理論における最適化技術の応用に関する研究の最近の流れを紹介するとともに、著者の提案した凸計画問題に基づく復号法や勾配法に基づくビットフリップ型復号法、置換符号に対する線形計画復号法などについて解説する。
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