第10回研究会
第10回研究会を以下の通り開催いたしました.
	-  日時:2016年 12月 17日 (土) 13:30〜18:00
	
-  会場:東京理科大学 神楽坂キャンパス 森戸記念館第2フォーラム
 アクセス:http://www.tus.ac.jp/info/access/gmap/kag_gmap.html
 (神楽坂下交差点から早稲田通りを300mほど登って右手にある鳥茶屋本店前を右に曲がって突き当たりです.)
-  講演者1:伊藤 勝 氏 (日本大学 理工学部 数学科)
		
			-  題目:凸最適化問題に対する一次法
			
-  概要:一次法 (first-order method) は目的関数の勾配(または劣勾配)を用いた反復的手法であり、最適化問題に対する基本的かつ古典的なアルゴリズムのクラスのひとつである。一次法の理論は、近年には機械学習や統計における大規模な問題への応用としても着目され、様々な形で発展を遂げている。本講演では、一次法の計算複雑度の理論を述べて、凸最適化問題に対する様々な一次法およびその計算複雑度について紹介する。また、 Nesterov の加速勾配法と Frank-Wolfe 法を取り上げて講演者の行った統一的解析や、最近の動向について述べる。 
		
 
-  講演者2:大木 英司 氏 (電気通信大学 大学院情報理工学研究科 情報・ネットワーク工学専攻)
		
			-  題目:通信ネットワークの設計・制御における最適化
			
-  概要:通信ネットワークの事業者は,トラヒック需要が与えられたときに,通信トラヒックの経路を決定して,
				混雑や通信ネットワークに必要な電力を最小化する問題を解く必要がある。
				しかし,ネットワーク事業者がトラヒック需要を正確に予測することは困難である。
				観測したトラヒック量を用いて,ネットワークの消費電力を最小化する最適化の事例について述べる。また,
				ユーザ間の双方向通信のあるリアルタイム型アプリケーションに適用する分散処理型通信方式において,
				複数のサーバからアプリケーションを動作させるサーバを選択する最適化の事例について述べる。
		
 
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