卒研配属情報 2013年度版

2014年の4月から始まる輪講と卒業研究に関する研究室配属のための情報です.

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オープンキャンパス

岡本研究室は調布祭のオープンキャンパスで「パズルで楽しむ離散数学の最先端」と題して研究室公開をします.来ていただければ,研究室の雰囲気が分かるかと思います. 11月22日と23日の11:30から16:00頃までやってます.

オープンキャンパスのポスター

研究室紹介

11月22日と23日の17:00から30分程度,スライドを使って,研究室の紹介をします.場所は西4号館2階,202号室 (研究室) の奥にある201号室 (セミナー室) です.配属に関する質問もそこで受け付けますので,是非お越しください.

その後に (つまり,17:30ごろから) Snack & Drink を提供します.研究室の学生や私とざっくばらんに話をしましょう.

個人面談

個人面談希望者はメールで希望する時間帯の連絡を下さい.私は割と出張が多いため,大学にいる時間は限られていて,いたとしても,授業など他の用事で,やはり面談にかけられる時間が限られます.そのため,希望時間帯はたくさん書いて下さい.面談は15分ぐらいかけます.@の前が「okamotoy」,@の後ろが「uec.ac.jp」です.岡本研を希望する学生は必ず個人面談を受けて下さい

なお,旧課程の学生に対する個人面談は12月2日から行います.それよりも前に個人面談を行うことはできませんので,ご了承ください.(11月25日と書いていたのは間違いです.すみません.)

インターネット上の情報

以下の細かい内容は別ページで紹介します.

「研究者情報総覧」や「OPAL-RING」にも情報があります.

以下はその他の内容を紹介します.

学生配属に関する基本情報

岡本研究室は情報・通信工学科の情報数理工学コース (MIコース) の学生を主に受け入れます.受け入れ定員は2です.(第1回配属希望調査にて,この枠は埋まりました.)

岡本研究室は情報・通信工学科のMIコースには所属していない学生も受け入れます.受け入れ定員は2です.(この枠は第1回配属希望調査にて埋まりませんでした.第2回,第3回配属希望による受け入れを歓迎しますので,興味のある方はご連絡下さい.)

岡本研究室は先端工学基礎課程 (K課程) の学生も受け入れます.受け入れ定員は (情報・通信工学科のMIコース留年生と合わせて) 1です.(第1回配属希望調査にて,この枠は埋まりました.)

岡本研究室は旧課程 (情報工学科) の学生も受け入れます.受け入れ定員は (昼間コースと夜間主コースを合わせて) 1です.(この枠は内定にて既に埋まりました.)

旧課程の学生については,配属内定により配属を優先します.内定による配属を希望する人はその旨を必ず伝えて,個人面談を受けて下さい.旧課程の学生に対する個人面談は12月2日から行います.それよりも前に個人面談を行うことはできませんので,ご了承ください.(11月25日と書いていたのは間違いです.すみません.)

研究室メンバー

現在,教員一人 (岡本) と博士前期課程2年生3人,学部4年生6人がいます.博士前期課程1年生1人は保木先生が指導しています.

研究室の位置

西4号館2階202号室です.土足禁止になっています.この場所は山本(有)研と共有して使用します.

よく似た (ように見える) 他の研究室との違い

情報・通信工学科 (情報・通信工学専攻) の中だけに限定します.

情報数理工学コースの中では,村松研 (の最適化グループ),武永研,垂井研,高橋(里)研と近いことをしています.コンピュータサイエンスコースの中では,伊藤(大)研,岩田研と近いことをしています.

おそらく研究分野としてそれほど大きな違いはないと思います.研究分野の違いで迷うならば,教員やメンバーとの相性,研究室の指導方針などを参考にするのがよいと思います.

なお,研究教育上は,村松研および高橋(里)研と共同で行うイベントも多くあります.

卒業研究の進め方

岡本研では,教員が学生にテーマを与えるということは原則的にありません.学生が自分でテーマを見つけて,それについて取り組むという姿勢で研究を進めます.これは非常に大変なことですが,その過程で,問題を発見する能力,問題を解決する能力,それらをまとめて発表する能力のすべてを鍛えていきます.

テーマは,離散数学,離散アルゴリズム,離散最適化に関連していれば何でもよいです.教員の研究方針教員の研究テーマも参考にして下さい.ただ,教員の研究テーマそのもの,あるいは,それに似たものを学生が研究テーマとする必要はありません.

さて,自分でテーマを見つけることはどうして非常に大変なことなのでしょう.研究テーマというものには価値が伴います.その意味で,次のような論点をしっかりと見据えたテーマ設定を行わなくてはなりません.

このようなことが卒業研究で本当にできるのかと思われるかもしれませんし,実際は難しいかもしれません.しかし,やるのだという気持ちでやって下さい.教員の役割は,テーマ設定の手助けをしたり,必要となりそうな技術として何があるのか,どのように勉強すればよいのかというアイディアを出したりすることです.

テーマ設定について,最終的にうまくテーマが設定できなかったり,いろいろと調べてみたけれどもなかなかうまくいきそうもない,という結論に至ることもあります.その場合は教員に相談して下さい.興味に合わせて私がテーマを与えることもできます.しかし,それは最終手段ですので,はじめは自分でテーマを設定しようとして下さい.

設備

研究室メンバーひとりひとりにデスクトップPCとそれが使える机の領域が与えられます.(「与えられる」というのは「貸す」という意味だと思って下さい.) 個人のデスクトップPCやノートPCを持ってきてもよいですが,ネットワークに接続はできません.その他,発表用のノートPCやプロジェクタがあります.

研究室で重点的に鍛える能力

実世界に出て「○○を知っている」ということは大して重要な意味を持ちません.「知っていることを活用して考えることができる」ということが重要です.そのために重要なのは,「考える力」と○○を知っているという状態に持っていくための「勉強する力」です.その2つを鍛えるために,以下の3つの項目を重視します.

  1. 論理的思考力・抽象的思考力:論理的な手続きを踏んで考えることができること,そして,抽象さを持った一般的な設定で考えることができること.この2つを鍛えるために数学はとても有効な道具です.
  2. コミュニケーション能力:自分の話していることばの意味を自分が理解しているのかどうか,それが他人にどう伝わるのか,それらを全部考えながら行うのがコミュニケーションです.研究室はグループで学習・研究をする場なので,それを上手に活かしていきます.
  3. 英語力:最新の情報は日本語だけで追えません.日常的に英語と向き合うことで英語に対する意識が向上します.また,英語と向き合うことで,日本語の能力も向上します.

これらはすべて研究室活動を通して鍛えられますし,鍛えなければ卒業できません.

研究室活動と就職活動

研究室は小さな組織です.就職活動を頑張ってもらうのはもちろん大事ですが,そのために,研究室メンバーに大きな迷惑がかかるのは問題です.就職活動やその他の活動で研究室の活動を休むときは事前連絡を,そして,自分の担当回に休まなくてはならなくなったら,その代理の依頼と手配を自ら行って下さい.自分のスケジュール管理がちゃんとできることは社会人なら当然ですから.

岡本研と大学院進学

大学院進学希望をしない人も,進学希望をする人も,等しく受け入れます.自分の進路は自分の責任でしっかり決めて下さい

前提知識

知識は何も前提としませんが,「必要になったときに勉強できる」ということが重要です.「研究室で重点的に鍛える能力のところでも書きましたが,「○○を知っている」ということは重要ではありません.知っていることを活用できることと,必要になったときに勉強できることが重要です.私自身も数学やアルゴリズムについては,大学で研究室に配属されてから鍛えました.今までに何をしてきたのかということよりも,今から何ができるのか,ということに目を向けましょう.

しかし,そうはいっても,用語や考え方に慣れている,ということになると,卒業研究を進める上で便利であるということは間違いないです.例えば,次の内容をしっかりと理解しているととてもよいです.別のいい方をするならば,次に挙げる講義内容が好きだった人は岡本研に向いています.

新課程(昼)のカリキュラムに沿ってますので,夜間主の人,旧課程の人は適当に読み替えて下さい.

必修から

次は選択科目

繰り返しますが,これらの内容を知っている必要はないですが,「必要になったときに勉強できる」ということが重要です.そういう意味では,研究室配属後に勉強しても追い付けますし,その場合に追い付くだけの勉強をする必要もあります.

これは別の言い方をすると,大学生が持っているべき知識や技術を持っていない人は,相当頑張らなくてはならないということで,それについては覚悟をして下さい.勉強するのは自分だということを忘れずにいて下さい.(これはどの研究室に配属されるとしても同じことです.)

そして最後に.すべての知識や技術はつながっています.大学では講義科目が別々に用意されて,別々の教員が講義を行うため,それらは全くつながりを持たないものであるかと思われているかもしれませんが,それは正しくありません.それら,別々に思われるものを咀嚼し,反芻し,すべてを自分の栄養とするのが勉強です.もし,そのような勉強の仕方をしてきていないとすると,それはとんでもない間違いをしていたことになるかもしれません.岡本研で研究をすることになると,いつどこでどんな知識や技術が必要になるか,全く想定できません.想定していなかったものが必要になったり,想定していたものは案外使わなかったり,ということが,よくあります.そのために,広く浅く勉強を始めて,必要になるものがでてきたときに集中的に,しかも,スピードを持って勉強することが要求されます.これから自分が何をできるのか,ということについて,真剣に考えてみて下さい

(文責:岡本吉央)

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Last-modified: 2016-12-18 (日) 15:00:00